
一雨ごとに秋が近くなるこの頃ですが、皆さんのところはいかがですか? ソライツの住んでいる地方はだいぶ涼しくなってきました。
さて、今回は任期付き職を続けることによるサバイバー症候群(?)についてです。
任期付き職を続けていくということは、「激しい研究業界で生き残り続ける」状態と言えます。本来はもっと深刻な状況下で生き残った場合を指すと思われますが、任期付きを続けていく状況もサバイバーには違いありません。
一般的と言えるかどうかわかりませんが、例によってソライツの経験から。任期付き職を続けていくと、とにかく穿った見方をする習慣が身につきます。公募が出れば「デキかガチか」を確認することから入るのは基本で、誰が行きそうかも予想できます。もう少し揉まれると、大型予算が始まる時の雇用状況にも思いを馳せるようになります。
さらに、そのハードな雇用状況が続くことで、いわゆる普通に就職した友人(最近はどちらが普通かわからないような感じですが)とは就職に関する考え方がかなりずれてきます。「まあ、今のところがダメになったら次探せばいいだけ」とかさらっと出てくるようになるとだいぶ「こちら」に染まっています(汗)。
ソライツの周りには大企業の研究者をやってる人間もたくさんいますが、すでに職に対する考え方が違うなぁと感じることがあります。まあ、カッコイイ言い方をすれば常に危機感があり、困難な状況への対応力があるかも、ですが、実際のところ、スれてしまってるだけかなぁと自省してみたり。そのように任期付きサバイバーの心の闇は深くなる一方なのかもしれません…