2014年11月05日

アカデミア、春夏秋冬。

しあわせみつけた(3)〜催促ハッピーバースディ

催促ハッピーバースディどーも、空いつかです。
前回の更新からすっかり日が経ってしまいました。関わっていた国際会議の後処理やら参加する学会の準備などに追われているうちに、あっという間に日が経っていまいます…歳かなぁ?

ということで、今回は調子がよくても悪くても、必ず巡ってくる「誕生日」についてです。
科研費若手研究への応募資格がなくなるような(!)年齢になってくると、いまさら誕生日であーだこーだ言う若さもないものですが(汗)、誕生日という日はちょっとぐらい騒いだところで誰にも迷惑がかからない(たぶん)イベントのような気がします(むしろ、「もう『誕生日』でもないしね…」という態度をわざわざ取る方が周りに気を遣わせてしまうのかもしれません)。

この歳になると自分自身、特にイベントらしいイベントもないので、「今日は私の誕生日だよ」アピールをしてみました(汗)。ソライツがいる職場はお茶会などの日常的なちょっとした息抜きがよく開催される、というのが背景にあるのですが、アピールしてたらなんとお誕生ケーキ(チョコレート)、を用意してもらえました!(やったね!)

ご丁寧に、「お誕生日おめでとう」の名前入りチョコプレートと吹き消すためのローソク付きで。自分の名前入りのチョコプレートもケーキ用ローソクもいったいいつ以来だ?というぐらい久しぶりでした。そりゃ、わざわざケーキを買ってきてくれるぐらいなので、名入れも付いてくるものだとは思いますが、本当にうれしいものなのですね。ついでにローソク(さすがに数は適当)をふーっと吹き消したりして。それこそ数十年振りかもしれません。

ソライツはお祝いするのが好きで、名前入りプレート付きのケーキやローソクを用意したり、誕生日に合わせていつもより少しだけ手をかけたお菓子を作ったりしてきたのですが、そうすることで少しでもその人たちもうれしく感じてくれてたのかもと思ったりして。人を幸せにするということはちょっとした行動でできることなのかもしれませんね。

このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by 空いつか at 22:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミア、春夏秋冬。

2014年09月06日

アカデミア、春夏秋冬。

しあわせみつけた(2)〜健全に、ドライ、その弊害

でも、これはちょっと…ど〜も、空いつかです。某国際会議の準備に忙殺されているうちに、ふと気がつけば夏の盛りは過ぎてしまいました。昼はまだ暑いですが、陽が落ちると秋の気配が感じられるようになりました。会議の準備はまだまだ暑いのですが(汗)、せめて気候はこのまま涼しくなって欲しいものです。

ということで、「ドライな感じ」の続きで、その弊害についてです。
研究開発系、特にアカデミックの仕事において、お互い、仕事のペースに干渉することはあまり無いように思います(ソライツの周りではそうでした)。それは気楽でいいのですが、油断するとすぐ今回の4コマのようなことが起こります。休んだり出張したりする場合は原則として上長に申請しているはずですが、人によっては周りに知らせてなかったりして「そういや今日はあの人見てないね」と言うことになります。たいていの場合は仲のいい人であったり昼ご飯を一緒に食べているグループの中で誰かが聞いてたりするのですが、いつもそういうわけでもないので「行方不明」ということはままあるようです。

施設系の職場の場合、現場(実験装置など)で長時間の作業をしていることがあり、居室にいなくても誰も別段気にしません。そういうときのためにPHSが配布されているのですが、持って行くのを忘れてたりして…ソライツもPHSを貸与されているのですが、デスクに置きっぱなしでうろうろしていることが多いので、これはちょっと反省ですね…

まあ、お互いのスケジュールを常に把握するなんてことは、無理な話(?)なので、あらかじめ時間などを約束しておくか頑張って探して捕まえるしかないって事なんでしょうか。…なんか違う気もしますが(汗)。最近では、スマホなどでも職場のメールが確認できることも多いので、結局はメールが一番連絡を取りやすいのかもしれません。

と、いろいろ言い訳らしき事を書きましたが、そんなことで仕事を止めたりしないためにも、行き先は明らかにしておきたいですね!…ってなんか「しあわせみつけた」の趣旨からずれてしまいましたね…

このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by 空いつか at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミア、春夏秋冬。

2014年08月26日

アカデミア、春夏秋冬。

アカデミックの歩き方(11)〜助教のその先へ

ネクスト・トゥ・助教どーも、空いつかです。
そろそろ雨が降った夜は秋の気配。暑い暑いと言っていた夏ももう終わりでしょうか。去る夏は少しだけ名残惜しかったりして。

ということで、久しぶりの歩き方です。特別編など挟みましたが今回は第11回です。
基本的に若手ポストということで、助教を取り上げましたが、今回はその先、助教からのステップアップです。助教には、原則として任期が付いており、よくあるのが任期が5年で1回再任可というもの(つまり任期が最高10年)で、ポスドクに比べれば遥かに長い期間となりますが、いつかは任期切れがやって来るため、実績を積み次に移らなければなりません。その点ではポスドクと何ら変わることはありません。助教から次に移るとなると、王道は当然、准教授。なじみが薄いかも知れませんが准教授にも任期が付いており、任期が5年で2回再任可ということが多いようで、任期が最大15年になります。もちろん、任期がない(定年制の)准教授ポストも存在します(少ないようですが)。

大学の場合でソライツが「厳しいなぁ」と感じるのはここです。狭き門をくぐり抜け助教になったとしても息つく間もなく准教授ポストの獲得を目指さなければなりません。准教授になるのは大体35歳あたりからとされていますから、27歳で学位を取得して、ポスドクを1回経験して30歳で助教になり、大体最初の任期(5年)が切れる頃に准教授になるのがストレートなキャリアパスとなると思いますが、そんなストレートに行く人がどのぐらいいるのやら。もちろん助教で10年は任期があるわけですから、ストレートに行かなくてもいいのですが、ずっと助教のままだと周りからは「なんだかなぁ」という評価を受けてしまうという…(しかも任期が切れると職を失いますからね)

当然のことながら准教授になるためにも激しい競争があるわけで、その競争をくぐり抜けてもまた任期付き…本当に厳しい世界だと思います。確かに競争は大事だと思いますが、最近の厳しさは、もはや青天井、容赦なしです。旧帝大で助教に就いているような優秀な研究者と話していても、「次は任期がないポストがいい」という声は実際に聞きますし、独法にいる(大学指向の)研究者からも「大学教員って、目指すべき職なのか。最近の大学現場を見てるとわからなくなる」という話もします。大学で落ち着いて研究をするというのは過去の話なのでしょうか。もちろん研究者ですから、同じ場所でずっと…ということはほぼあり得ませんが、やはり(10年以上とはいえ)任期が付いている、というのは落ち着かないものなのでしょう。

真に優秀な研究者はそれでもくぐり抜けるのだと思いますが、真に優秀な研究者だけでは世界は動きませんよね…。助教→准教授の境目に当たる年齢になり、考えてしまいます(何度も書いてますが、ソライツの職は大学とは全く関係ありません)。

そんなわけで任期付きはいつまでもセツジツなのでした。
このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by 空いつか at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミア、春夏秋冬。

2014年08月10日

アカデミア、春夏秋冬。

しあわせみつけた(1)〜健全に、ドライ。

アカデミックのいいところど〜も、空いつかです。
このブログでは『斜に構えた任期付き』の視点でアカデミックを見ることが多いので(汗)、ネガティブな印象が多いアカデミック業界ですが、今回は少し視点を変えて、アカデミックのいいところシリーズ(?)として「ドライなところ」を挙げてみたいと思います。
ドライ…ビジネスライクとでも言いましょうか。ポジティブなようなネガティブなような、そんなイメージの言葉ですが、ソライツは必ずしもネガティブではないと考えています。

古典的なニッポン社会には「周りが頑張っているのに先に帰るのか!」とか「上司より早く帰るのか!」などと叩かれる風習が一部残っていると聞きます。「個」の概念が発達しているアカデミック業界―少なくともソライツが経験してきた―ではそんなことはありませんでした。もちろんこういうことは職場の雰囲気が大きく影響するので、アカデミックでも古典的な場所は存在するのかも知れませんが、基本的には早く帰ろうが遅く帰ろうがお互い口を挟むことは少ないと思います。

自分より早く帰るならその人に対して「お疲れさま〜」。自分が先に帰るなら周りに対して「お先に失礼しま〜す」。これだけの話です。もちろん一緒に作業をする人がいる場合にはお互い配慮が必要ですが、研究など一人で行うことが多いということもあり、「自分は自分、人は人」です。基本的に自分の仕事の結果は自分に返ってくるのですから、上に挙げた古典的価値観は意味をなしません。

もちろん、手伝ってと言われれば手伝うことはやぶさかではありませんし、時にはそういうお手伝いで一緒に徹夜したり休日に出てきたりすることもあります。隣の人が毎日遅くまで仕事をしている風であれば「最近忙しいんですね」「そう、今週はもう死にそう…もう寝たい」「死なないで下さいね」といった会話も交わされます。でも、隣の人には隣の人の作業計画があるわけで、こちらが口を出すことも不要でしょう。

みなさんの職場は健全にドライですか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by 空いつか at 14:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミア、春夏秋冬。

2014年08月08日

アカデミア、春夏秋冬。

口は災いの…

口は災いの…どーも、空いつかです。
さて、今回はおそらくどんな職場でも多少なりとも存在する「口は災いの元」についてです。
…といっても、あまりに重い内容だと扱いきれないので、「ありがちな」そんな話です(汗)。

職場のメンバー数人で一泊で遊びに行った時のこと。バーベキューなどして遊んだ後に大浴場に入っていた時の話です。当然男女に分かれていますが、天井付近でつながっているタイプの浴場だと、お互いの立ち位置によっては意外と声が通ってしまうようで、4コマのような状況が起こってしまったわけです。話をしていた方も少々お酒が入っていて、ついつい声も大きくなっていたのかもしれません。

人のウワサ話はどこにでもあることですし(ソライツも人のことは言えません)、それにいちいち目くじらを立てるのもどうかとは思いますが、やっぱり本人に聞こえてしまうのはマズイですよね。そして、またビミョーなお年頃の繊細なココロを傷つけるような無神経な発言。状況によっては結構ややこしいことになってしまいそうです。

まあ、それはそれ。ちょっとした機会にその発言をした本人に「仕事以外の話はしません!」とぴしっと忠告(まあ、そういう忠告ができるぐらいなので、そんなに悪い組織ってワケじゃないのです)したところ、汗をかきかき平謝り(酔っ払っていてほとんど覚えていないというおまけ付き)。しっかりセクハラリーダーの称号を与えました(笑)。

ということで、口は災いの元。無責任なウワサ話は慎みたいものですね(汗)。

このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by 空いつか at 23:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミア、春夏秋冬。