最近すっきりしない天気が続きます。戻り梅雨ってやつですかね…あまり夏らしくない日々なのです。
さて、今回は「申請書って何だ」について考えてみたいと思います。
よく、申請書の準備が大変とかよく聞きますが、みなさん一体何を書いているのでしょうか?
ソライツには国家レベル(組織間)の大型予算を申請する機会はないのでそちらはわかりませんが(汗)、通常は、研究の目的、それを実現するための計画、また、申請者がその研究を遂行する能力があることを示す実績、の3本柱から構成されることが多いようです。その他、最近では研究成果の公開方法の計画(アウトリーチ活動)などを求められたりするようです。
これらを限られたスペースにいかにわかりやすく書くことができるか、が申請書を作成する際に求められる能力であり、前回にも書いたように、研究者にとって非常に大事な能力です。それぞれについて簡単に説明すると以下のようになります。
- 研究の目的…現在どういう状況で申請する研究はどういう位置づけなのかを説明する。また、この研究を進めることで得られること(通常は学術的な意義)は何かをまとめる
- 実験計画…提案する研究を遂行する上でどのような計画で実施するか。当然ながら実現可能な計画である必要があります
- 実績…この研究を進めるだけの能力があることを示すために客観的な実績を示します。通常は関連分野の発表論文や場合によっては学会発表の実績などを示します。
自分の研究ですので、愛着があればあるほどこれらの説明もしやすいのですが、熱意のあまり詳細に書けばいいというものでもなく、程よい分量で読み手の心にすっと入る、そんな文章が書ければ…いいなぁ(トオイメ)。