2013年11月30日

任期付き、続けてます。

ココロ、曇らせないで

ココロ、曇らせないでどーも、空いつかです。愛車にはスタッドレス、スキー板にWAXがけ(ペーストだけど)ですっかり冬支度な今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。今月は色々なことがありすぎてすっかり更新をサボってしまいました。それでも訪れていただいている方々、ありがとうございます。

さて、今回は任期付きの経験数について考えてみようと思います。今回の話は一般的に「そう」とは言い切れないかもしれないので(汗)、話半分で読んで下さい。
任期付き、続けていくとハッキリ言ってキツいです。特に長く続けるほど精神にボディブロー(?)のようにジワジワ効いてきます。職場がリセット(任期切れ)されるたびに感じる焦燥感はなかなか言葉だけで伝わる物ではありません。

自分もそうですが、そういう暮らしを続けているとやはりココロが曇ってくる、というか斜に構えるようになってしまうというか…研究者に(おそらく)必要な要素である純粋さというものが徐々に失われていくんだろうなぁと感じます。世間話などしていても任期付きの場数を踏んできた人とそうでない人では世界観の隔たりがあり、経験的にコチラに染まるのは任期付き経験数が2カ所で合計5-6年程度を越えて3カ所目に移る頃かなぁと(汗)。

ソライツの友人は任期付きは数年程度でそのまま正規職員になっている研究者がほとんどなのですが、彼らのココロはまっすぐだなぁと感じることがしばしばあります。純粋にサイエンスを楽しんでるというか邁進しているというか。見ていると頼もしくありますがまぶしすぎてソライツには直視できません(涙)。そのぐらいの情熱があるからこそ早い段階で正規職員になれたのかもしれません(ここでの正規には大学教員も含めていますが、大学教員の場合は10年程度の長期とは言え任期があるのでまた別の大変さがあるのだと想像されますが)。

ソライツは良くも悪くもスれた社会人になってしまいましたが、まっすぐな彼らをみているとそのような貴重な人材をこれ以上つぶさないようにして欲しいなぁと思います。純粋さをなくしたココロに、サイエンスは眩しすぎるのです…
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posted by 空いつか at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 任期付き、続けてます。

2013年10月29日

任期付き、続けてます。

移ってつながる人間関係

移ってつながる関係?どーも、空いつかです。ソライツの住んでいる地域は急に冷え込んできました。寒くなったなぁと思いましたが、よく考えればもう11月。今までが異常に暖かかったのかも。

さて、今回は職場を移ることで広がる友人の関係について。
いくつか職場を渡っているとAさんとBさんって知り合いだった?とわからなくなることがあります。特に業界が近いとみんなが知り合いのような気がしてきて、ますます混乱してしまいます。そんなことありませんか?

狭い業界でのこと、関係ないと思っていた人同士がつながってたりしてそこから新しい関係が広がることもありますし、実は親しくなるずっと以前に会っていた、ということもあります。特に研究者同士だと今度こんなテーマでコラボレーションしてみようとか、そんな話に発展することもあり、仕事の幅が広がることも多いです。その出会いをフォーマルにした例が学会ですが、たまたまつながる草の根的な関係もソライツは結構好きです。

職場が変わると人間関係もがらっと変わるわけですが、ソライツのように不熱心な学会参加者(汗)だと、同じ業界でも「こんな事やってる人がいたんだ!」とか新たな発見があったりします。そんな風に、今までいた世界を違った方向から見ることもでき、やっぱり人間関係って面白いなぁといつも思います。

所属が変わったり、住むところが変わったり、アカデミック(に限らないかな)はいろいろ大変ですが、いずれにしても避けられない環境変化なら、それも楽しみながら転職を続けてみたいものです。ソライツ的にも転職後に始まる新しい人間関係はいつも楽しみにしているのでした(もちろん不安もありますが)。
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posted by 空いつか at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 任期付き、続けてます。

2013年10月13日

任期付き、続けてます。

集中しろ!申請書。

集中すれば、すぐなのにどーも、空いつかです。
イキナリ真夏日になってみたり、でも夜は10℃台まで下がったり…日較差20℃ってどうなの、と思う変な気候ですが、皆さん体調など崩してませんか? ソライツは秋の花粉症がひどいので、数種類の抗アレルギー薬を投与してるのでひどいものです…

さて、今回はシーズン真っ盛り(?)、科研費の申請書作成について書いてみます。
科研費のWebページによると、来年度分の申請はJSPS締め切り(最終締め切り)が平成25年11月8日 午後4時30分となっています。しかし、通常は所属機関でのチェックやらなんやらがあるので、大抵はこの締め切りの2週間〜4週間前ぐらいになり、ソライツの知る範囲では、大学は特に早く、4週間以上前、独法系は1〜2週間ほど前に締め切りが設定されることが多いようです。

以前ソライツが所属していた某独法では最終締め切り直前でも何とかなったことがある気がしますが、どんなトラブルが起こるかわからないのでできれば第1版はさっさと提出しておきたいですね(ソライツは版数を重ねてもあまり気にしません)。以前、申請書がサーバトラブルでアップロードできない、ということがありましたね。

さて、この科研費の申請、提出するまで小さく刺さったトゲのようにココロをチクチクと刺激します。ことあるごとに「あ、さっさと書かないと…」と気になったりして。毎年の事(これはソライツのフガイナサなのですが)ながら、少々メンドーな季節なのです。

で、重い腰を上げて申請書を書き始めるわけですが、こういうときに限ってついつい本来の業務に熱が入ってしまいがちです。ソライツはデスクワークが中心なので、クリック一つで申請書作成画面を閉じて、通常業務ができてしまい、気がつけばそちらをいつもよりも熱心にやってる、とか。さらに、別に急いでない仕事をふと思いついてはそちらを片付け始めたりとか…(汗)

学生時代のソライツは「試験期間になると部屋の整理を始めてしまう」とか「妙にお菓子作りに情熱を燃やす」とかしていたので、本質的にはそのころと全く変わってないんだなーと思ったり。まあ、通常業務が進めばそれはそれでいいのですが、いつまでもココロにトゲを持っているなら、さっさと数日間集中してやればよかったのに…と提出してから思う日々なのでした。

今年は通るといいなぁ…

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posted by 空いつか at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 任期付き、続けてます。

2013年09月13日

任期付き、続けてます。

研究は競争なのだ(5)〜科研費の秋!

科研費の秋!どーも、空いつかです。
捜し物をして押し入れをあさったら、ダニまで出てきたらしくなんだか身体がかゆくなりました…押し入れバルサンが必要かなぁ…

ともかく、科研費(科学研究費助成事業)申請の季節ですね。
外部資金は科研費だけではありませんが、アカデミック業界で研究に携わる方々なら基本的に応募する(たぶん)と思いますので、秋の一大イベントであることは間違いないでしょう。食欲の秋、スポーツの秋、科研費の秋です!

今回の4コマにノスタルジー(?)を感じる人はおそらく研究歴10年以上じゃないでしょうか。当時は各自が申請書を印刷して、糊付け製本をした上で識別用に表紙の右上(だったかな)に色づけをするという作業が必要でした。若手研究枠は確か5-6部程度だったと思いますが、基盤研究枠は10部以上作ってたように記憶しています(基盤は出してないのでうろ覚え…)。タダでさえ締め切りギリギリなのにこの製本時間を考慮して時間配分を考えなければなりませんでした(?)。若い方は周りの先輩に聞いてみて下さいね。

その頃は、若手研究の対象者は35歳以下(だったと思う)で、ソライツはまだ20代、いつかは若手研究者という肩書きが外れるのかなぁとぼんやり思ってました(トオイメ)。気がつけば齢を重ね、そろそろ若手研究者と呼ばれることもなく…なると思ってたのですが、若手研究の対象者は年々拡大され、いつの間にやら39歳以下が対象になりました(このネタは別の話でも取り上げたいところ)。そんなわけで(一応)若手研究者という肩書きがずっと続いてます(^^;。

さて、科研費、平均採択率は30%程度ですが、ソライツのまわりでは割とみなさん持ってるんですよね。補助される期間は複数年(2-4年程度)なので、確率的には3年間で9割の人に当たるのかな…?とか思ったり。あ、ソライツの星取り表は聞かないで下さい(涙)。

そんなわけで科研費の秋。頑張りましょう。

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posted by 空いつか at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 任期付き、続けてます。

2013年09月11日

任期付き、続けてます。

SIM☆文教・科学振興費!

SIM☆文教・科学振興費!どーも、空いつかです。
時季外れ(?)に蚊に刺されました。ソライツは体質なのか、できた赤斑が数週間消えません。ひたすらかゆみ止めを塗る日々なのです…

さて、今回は特に意味のないネタです。
ゲームと言えば最近のソライツはノベルゲーム(といっても読むだけのやつ)ぐらいしかしませんが、PCゲームと言えばシミュレーションゲームも面白いですよね。そこでふと思いついたのが、文教及び科学振興費シミュレーションです。予算配分と制度を考えつつ、国家の科学力を上げていくというマネージメント系のゲームはどうでしょう?(本当にあるわけではありません)

ちなみに平成25年度の一般会計における文教及び科学振興費は5兆3687億円(財務省資料:平成25年度予算特集2 文教及び科学振興費(PDF))。このうち約3/4が国立大学運営交付金を含む文教関係費(教育関係ってことかな)、残りの1兆3千億円が科学技術振興費となっています。

この予算特集など財務省資料は読みやすい文体で淡々と書かれているので、ざっと眺めてみるとどんな風に予算が振り分けられ、例えば国としてどの分野の科学技術に力を入れているのかが何となくわかります(アウトラインですが)。また、国税庁も学習用の資料を公開しているようです(例えば、文教及び科学振興費について)。

ともかく、国家予算をもとにした科学立国シミュレーション『Sim☆文教・科学振興費!』そんなゲーム、誰か作ってくれないかなぁ。案外面白いかも知れません(汗)。

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posted by 空いつか at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 任期付き、続けてます。