2013年09月18日

任期付き、はじめてみる?(入門編)

アカデミックの歩き方 特別編〜修士・イン・アカデミア(1)

修士・イン・アカデミア(1)どーも、空いつかです。
季節の変わり目と秋の花粉症ですっかり風邪気味です。仕事を休むほどしんどくはないのですが、ずっと微熱で身体が重いです…

さて、今回は「修士でアカデミック業界に入ったら?」について考えてみます。
最近は修士でアカデミック業界(研究職)というのはあまり無いケースだと思いますが、ソライツが若かりし頃(10年程前)には、分野によってはそれほど珍しくなかったように思います(もちろん全体から見ると少ないですが)。それだけに、修士でアカデミック業界に入ってしまうことについての情報は少ないのではないでしょうか。ここではソライツの経験に基づいて考えてみたいと思います。

余談ですが、アカデミック関係でも技術系(定年制職)なら修士卒でも採用枠を見かけるので、そちらは公務員として就職するのとあまり変わらない気がします。それはさておき、修士が研究系でアカデミック業界に入る場合ですが、まとめるなら「どーしてそんな不利なルートを選ぶのかがわからない」と言えます(汗)。大学教員はもちろん、独法系の研究員は学位を保持していることが採用条件に含まれていることが普通なので「制度的に定年制(研究)職員にはなれない」のです。

つまり、よほど特別なコネやらルートがない限り任期付き研究職としてのスタートとなります
(これは博士でも同じですが)。しかも、その任期付き研究職の中でも、修士の研究職という職位が存在するポストのみが選択可能です。例えば独法系研究機関であれば状況によりそのような職位が存在するようです。ただ、最近は学位の比重が大きく(さらに博士が余っているというのも理由かもしれませんが)、修士で就ける研究職をほとんど見かけません…

と、まぁ、安定志向だったソライツがなぜそんなルートを選んでしまったかはソライツ的人生の大いなる謎なのですが、次回は「修士でどうやってアカデミック業界に潜入するか」を検証してみたいと思います。当時と今ではアカデミック業界の(財政的な)基礎体力が全く異なるので現在に当てはまるかどうかはわかりませんが…

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