2013年04月29日

任期付き、はじめてみる?(入門編)

任期付き職、百花繚乱!(4:機関ポスドク)

ポスドク(機関所属)どーも、空いつかです。
せっかくの連休なので近くの大型公園に行ってみました。混むだろうと予想していたので開園とほぼ同時に行きましたが、すでに結構な人出。昼過ぎには入園チケットを買うだけで1時間ぐらい待つんじゃないかと言うぐらい混んでました。この時期の晴れの連休っていうのはすごいですね…

さて、今回は任期付き職の紹介4回目でいよいよ公的研究機関のポスドクです。
ソライツは基本的にはプロとして研究なり開発(どちらかといえばこちらの比重が高いですが)を進めていきたいので、公的研究機関のポストを渡っており、自分的には身近なポジションです。なお、キャリアパスとしての傾向は「アカデミックの歩き方(5)〜公的機関はどう?」に書きましたのでちょっと別の方向から見てみたいと思います。

ひとくくりに公的研究機関といっても組織が異なると、研究の方向性(組織の色とかも)、組織および雇用、賃金体系などが全く違うようです。また組織の方針や予算配分は政策や世論などの影響をまともに受け、逆風になると組織によっては大幅なアクティビティ低下を余儀なくされたり、逆に追い風になるとバブルになってしまい研究現場が混乱したりするようです。そのため政治の動向が重要という点が公的研究機関に広く言えるかもしれません。

また、運営交付金(国から組織に交付される予算)の額が比較的大きいようで、実験の物品などが買えなくて困る!という状況はあまりない気がします(徐々に削られているため将来はどうなるかわかりませんが…)。従って、予算的な問題で研究が進められないということは少ないでしょう(通常はその組織のミッションとして研究を進めるため)。ただ、公的研究機関の任期付き研究職から大学教員になるのは難しいとも聞くので、大学教員を目指している場合は情報収集をしっかりしておきたいですね。

キャリアパスについてすでに書いてしまっていたので、組織の特徴みたいになってしまいましたね…。公的研究機関は大学とは全く異なるので、多くの新卒生にとって入るまでは未知の組織かもしれないということで、特徴をまとめてみました。企業経験がある方は比較的馴染みやすいかも(まあ、企業よりはのんびりしてると思いますが)。

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