どーも、空いつかです。
ちょっと欲しかったクリスマスソングが安くなっていたので、衝動買い。そんなわけでクリスマスソングを聴きながらです。時季外れここに極まれり、ですね(^^;。
さて、今回はアカデミックの流動化について、です。
アカデミックの業界に限らず、最近は何かあれば「雇用の流動化」。すでにバズワードになっている気がしますが、ソライツはこれに若干の違和感を感じてました。アカデミック業界を見渡せば流動化しているようなそうでもないような…
そこで考えてみたのが、「流動化の階層化」(もはやワケがわかりませんが)。2コマ目に示したキャリアパスの模式図ですが、左側(Maelstromエリア)と右側(Streamエリア)に分けてみるとちょっとスッキリします(エリア名は適当に考えたものです)。左側には任期付き(正規・非正規含む)、右側はいわゆる正規職員と呼ばれる安定職が含まれます。なお、(機関)技術系職員、民間企業への矢印が切れているのは、長く任期付きをやっていても異動できる可能性が比較的高いからです。
順番が前後しますが右側から。この部分では流動化と言われる以前から、大学教員間というような同一カテゴリーではそれなりの流動性はあったと考えられます。おそらくこのStreamエリアの流動化状況は今後もあまり変わることはないと思われます。それは任期がない、または事実上ないことにより無理に異動する必然性がないからです。
一方、最近ますます悲惨なMaelstromエリア。この4月から施行された改正労働契約法により5年の上限が各機関にバッチリ影響し始めているということが先日の某大学に関する報道で明らかになりました。このように、ある程度以上の流動性がある任期付き職に対して、今まで以上の流動化圧力がかかると予想されます(だからMaelstrom)。
ただ、MaelstromからStreamエリアへの異動が難しいのは言うまでもなく、結局、流動化と言いつつ、階層ごとの流動化、すなわち流動化の階層化が進んでいくのかなと。それが果たして流動化と言えるのかどうか…
まあ、これはあくまでいつも通りソライツの独断と偏見なので任期付きにチャンスがあるような本当の意味での流動化が進んでいるならいいのですが、ね。
2013年04月26日
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