どーも、空いつかです。
今日は、一人、映画を観たあと、前の職場の同僚とランチをしました。一日中というわけではなかったのですが、クルマでの移動が長かったためか肉体的に疲れが…年ですかね(ToT)。
さて、今回はあまり情報が出てこない「論文博士」について書いてみようと思います。
論文博士は、基本的には論文を提出し審査されることで博士の学位を取得する制度で、審査基準などは大学や専攻などで全く異なっています。通常は自分の出身または関係の深い研究室の教授に面倒を見てもらい取得することが多いようです。
最近は論文博士による学位取得者数は大幅に減少しているようで、少し前に新聞で読んだ記憶では10年前の半分ほどになっているようです。実際、論文博士を出さないという専攻が増えてきているようですし、研究科(学部)として論文博士の制度が事実上なくなったところもあると聞きます。
参考までに東京大と京都大の学位取得者数のリンクを示します。京都大は平成6年からの推移になっているので非常にわかりやすいです。
京都大の推移を見て明らかなように、課程博士の数が増加しているのに対して論文博士の数は減っています。
ソライツは大学関係者ではないので勝手な推測ですが、社会人ドクターの制度が整備されてきたことにより、基本的には社会人ドクターで取得させる、という方針になってきているのかもしれません。論文博士は審査料を納めますが、大学経営の観点からすると、課程博士の学費に比べてずっと少ない収入で学位を授与することになる、というのもそのように変わっていく原因なのかもしれません(社会人ドクターなら入学金+学費となる)。
次回は、論文博士取得の実際についてまとめてみたいと思います。
2013年04月16日
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