2013年04月12日

任期付き、はじめてみる?(入門編)

アカデミックの歩き方(6)〜任期付きで自由に歩く

任期付きで自由に歩くどーも、空いつかです。
いつまでも寒い日が続きます。寒いとなかなか身体が動きません…

さて、アカデミックの歩き方、6回目。今回は組織を渡り歩く自由な任期付きについてです。
任期付きは任期のたびに次職を探す必要がありますが、基本的には3〜5年ごとに任期が切れるため、実際の所、まともにゆっくりできる期間などほとんどありません。状況によっては名目上の所属のみが変わり、仕事する場所や内容が変わらないこともままあるようですが、この4月から発効した改定労働契約法の運用によっては、今後は状況が大きく変わる可能性があるので注意したいですね(この辺りはネット上で議論がされてますのでそれらを参照して下さい)。

ソライツの場合はこれまで任期が切れるたびに別組織に移ってきたので、所属組織への帰属意識は低く、結構自由にやれてきたのかなと思います。この自由な任期付きは何の保証もない反面、基本的には気ままに仕事ができるというメリット(?)があり、ソライツの場合は幸運にも仕事に関してのストレスはほとんどありませんでした(^^)。任期付きは基本的に雑務が少ないということもあります(当然ですが)。

任期が切れ、職場を渡り歩きながら次の職を探すわけですが、あまりテーマなどがバラバラな実績になってしまうと、採用試験などにおいて実績のアピールが不利になってしまいます。結局の所、これが任期付き最大のネックであり、難しいところと言えるかもしれません。

逆に、ある程度テーマや分野などを関連づけることのできる実績や経験を積み重ねていくと、任期付き市場ではかなり有利だと言えます。任期付きが長くなると、定年制職に就けるかどうかは巡り合わせによるので何とも言えませんが、自分独自の立ち位置を確保できれば任期付きライフもだいぶ楽に進めることができるでしょう。

任期付きを続けていく上で、一番重要になるのは「精神力」でしょう。どこに行っても先は見えないご時世ですが、常に失業が見えているという点でスリリングな度合いは次元が違います(汗)。

アカデミックを目指す方はこういう状況も楽しめるぐらいの精神力が欲しいところですね。
このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログランキング・にほんブログ村へ
この記事へのコメント
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/64797989

この記事へのトラックバック