2013年04月11日

任期付き、はじめてみる?(入門編)

アカデミックの歩き方(5)〜公的機関はどう?

公的機関はどう?どーも、空いつかです。
もう4月も中旬だというのに冷え込む日がたまにやってきますね。これが三寒四温ってやつなんでしょうか。

さて、今回はアカデミックの歩き方5回目、公的研究機関の職員について考えてみます。
公的研究機関は理化学研究所(理研)のような総合的な研究所もありますが、ある特定の領域に関しての研究を遂行することを主な目的にしています。形態は独立行政法人が多いようですが、大学共同利用機関法人や一般/公益財団法人などがあるようです。

存在の経緯により、公募の際も特定の専門性や経験が求められることが多く、自分の得意分野や興味(および実績)と一致すれば、職員として採用される可能性はかなり高くなるように思います。

採用枠数が大学と比べて多く、割と頻繁に公募が出るため、現実的な選択肢かもしれません。なお、機関によって雰囲気などは千差万別で、人気の度合いは異なりますが、辺境にあって、ちょっとニッチな分野となると定年制職員でも競争倍率はせいぜい数倍、ポスドクともなると競合者がいない事もあります。

ただし、組織によっては職員になるために「その組織内でポスドクなどで十分な業績を挙げていること」というようなテニュアトラックのような制度になっていることもあり、注意が必要です。明文化されていなくても慣習的に機関のポスドク→職員という流れが一般的なこともあるので、デキの場合もあるようです(想像ですが)。

最後に待遇ですが、大学に比べて高い傾向にあります。定年制は公務員に準じているようですが、任期付きの場合はポストによっては驚きの高年収になることもあります(あくまで任期付き一般水準で)。また、ポスドクでも正規職員並みの福利厚生が付くことが多く、生活の面では多少余裕があるかもしれませんね。
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