ど〜も、空いつかです。
このブログでは『斜に構えた任期付き』の視点でアカデミックを見ることが多いので(汗)、ネガティブな印象が多いアカデミック業界ですが、今回は少し視点を変えて、アカデミックのいいところシリーズ(?)として「ドライなところ」を挙げてみたいと思います。
ドライ…ビジネスライクとでも言いましょうか。ポジティブなようなネガティブなような、そんなイメージの言葉ですが、ソライツは必ずしもネガティブではないと考えています。
古典的なニッポン社会には「周りが頑張っているのに先に帰るのか!」とか「上司より早く帰るのか!」などと叩かれる風習が一部残っていると聞きます。「個」の概念が発達しているアカデミック業界―少なくともソライツが経験してきた―ではそんなことはありませんでした。もちろんこういうことは職場の雰囲気が大きく影響するので、アカデミックでも古典的な場所は存在するのかも知れませんが、基本的には早く帰ろうが遅く帰ろうがお互い口を挟むことは少ないと思います。
自分より早く帰るならその人に対して「お疲れさま〜」。自分が先に帰るなら周りに対して「お先に失礼しま〜す」。これだけの話です。もちろん一緒に作業をする人がいる場合にはお互い配慮が必要ですが、研究など一人で行うことが多いということもあり、「自分は自分、人は人」です。基本的に自分の仕事の結果は自分に返ってくるのですから、上に挙げた古典的価値観は意味をなしません。
もちろん、手伝ってと言われれば手伝うことはやぶさかではありませんし、時にはそういうお手伝いで一緒に徹夜したり休日に出てきたりすることもあります。隣の人が毎日遅くまで仕事をしている風であれば「最近忙しいんですね」「そう、今週はもう死にそう…もう寝たい」「死なないで下さいね」といった会話も交わされます。でも、隣の人には隣の人の作業計画があるわけで、こちらが口を出すことも不要でしょう。
みなさんの職場は健全にドライですか?
2014年08月10日
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